✱ふぉとびより✱

HALが綴る写真日記

リバーサルフィルムを現像してもらった

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リバーサルフィルム、Velvia100を現像してもらいました。

 リバーサルフィルムとは

フィルムは、大きく分けて2種類存在しています。

・ネガフィルム
・ポジフィルム

これにフィルムのサイズが加わっていきます。

フィルムと聞いて、馴染み深いのはネガですかね。
フィルムカメラを持っていなくても、写ルンですを現像に出したり、実家のアルバムに挟まってたりして見たことがある人もいらっしゃることでしょう。
ネガ(Negative)は色と明暗が反転して作られます。
プリントやスキャンをする際には、色を再度反転させます。
ネガフィルムは階調がなめらかで、適正露出で撮れなかったとしても白飛びしたり黒くつぶれることが少ないフィルムだそうです。
露出に対する寛容具合をラティチュードと呼び、ネガはラティチュードが広いと言われています。
その分、色や光のコントラストが低くなってしまいます。

反対に、ポジ(Positive)は見たまんまの色、明暗で作られます。
ネガとは逆転の関係にあるので、リバーサル(Reversal)フィルムと呼ばれたり、現像したフィルムから撮影した情景がそのまま得られることから、光を透かして壁面などに投影することもできたので、スライドフィルムとも呼ばれています。
ネガとは異なりラティチュードが狭く、露出を誤ってしまうとそれがもろに反映されてしまうため撮影が難しいのが特徴です。
その分コントラストが大きく、うまく露出すればメリハリのあるボンキュッボンな写真に仕上がります。

トップの写真は、現像に出していたリバーサルフィルムが戻ってきたので、太陽光に透かして撮ってみたものになります。
フィルターにかけて色味がだいぶ違いますが、露出を調整しながら何枚か撮影してみても、リバーサルの美しさが表現できたコマがなかったので、これはこれで良しw

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フィルムは光を透かさないと、暗くて何が写ってるのか確認しにくいです。
なので、ライトボックスという光る板に乗せて作業をするんですが、自家現像するわけでもない僕がそんなものを持っているわけもなく、iPhoneで白い画像を開いて最大輝度にした状態でリバーサルを見た図です。

こちらのほうがまだわかりやすいですね!

草木の緑の濃淡や、日なたと木陰の対比が綺麗です。
実物はもっと美しいんですよコレ。

窓から射してくるおひさまの光に透かして見るのがすごい好きです。
ステンドグラスみたいに幻想的な雰囲気が出たり、それでいて小さなフィルムにひとつの景色が凝縮されているので、繊細な解像感は息を呑むほどで、僕はひたすら「すげぇ……」と連呼しながら見てました。
非常に芸術的な物質です。

ほとんどはネガでの撮影になりますが、リバーサル独特の美しさで遺したいものを撮るときにはまた使うかもしれません

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