✱ふぉとびより✱

HALが綴る写真日記

少年と自転車

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原題:Le gamin au vélo

 2011年公開でベルギー、フランス、イタリア三ヶ国による合作。
父親に育児放棄され、児童施設に預けられた少年シリルのお話です。

捨てられたことを受け入れられず、電話したり家に戻ろうとしたりを繰り返す中で、一人の女性サマンサと出会います。
サマンサがたまたま、シリルの思い出の自転車の居所を知っていて、売られてしまった自転車を事情を聞いて買い戻してくれました。
そんなこんなでシリルとサマンサは里子里親の関係になります。

血がつながっているわけでもないのに、非行に走っても、傷つけてしまっても、守ってくれるサマンサの愛情をひしひしと感じました。

DVDで観たからなのか、結構古い映画かと思っていたら2011年と割と最近の映画なことにビックリしました。
途中でPS3が出てきたときはすごいギャップ感ありましたねw
淡々と場面を追うカメラワークが現実的というか、シリルの生活を目撃しているような感覚で楽しめました。

最近はヒーロー系のアクションや、ホラー、クライム系の映画を多く観ていたので、久しぶりに映画泣きしようと思って選んでみたものの、そういう意味ではうまくハマりませんでしたが、個人的に後味の良い作品でした。
次のレンタルは、MCUの過去作を漁るか、ディズニーピクサーを中心に借りようと思ってましたが、またヒューマン系で泣ける映画にリベンジするのもよさそうです